ここは、もうすぐ定年退職のワタシ(63歳)に、悩み多きお仕事ガールのムカシちゃん(23歳)が、仕事にまつわる悩みを話しに来る場所です。仕事のモヤモヤ、誰にだってあります。そんな、あるあるな話を皆さんと共有し、悩んでいるのは自分だけじゃないと気付いていただければ嬉しいです。過剰に落ち込まず、楽な気持ちで仕事が出来ますように。ザワつくこころが少しでも凪いでいくようなサイトを目指しています。
おはよう 今日はバレンタインだね
ムカシ:今日ね、他部署でよくおしゃべりする先輩が、朝からバレンタインの話をしてきたよ。小学生の子供さんが友チョコを作るのに夜中まで付き合わされて寝不足だったんだって。
ワタシ:まあ、それは大変だったのね。お菓子作るのに興味のないお母さんはプレッシャーでしょうね。
ムカシ:本当。子供が友達にいいカッコできるように綺麗で美味しいのを作らないといけないんだから。プレッシャー半端ないよね。
ワタシ:ムカシちゃんの部署ではチョコ配る文化はないの?
ムカシ:去年まであったみたいだよ。チョコを毎年買ってくる人がいて、一人千円くらい徴収されてたんだって。あげる相手はヘルプでうちの部署に来てくれる他部署の女性職員数人と、飲み会好きの管理職のおじさんに。2月14日に会議があれば、その時は少し多めの仕入れにしていたそうな。職場ではバレンタインにチョコを配るのを禁止されたんだけど、5年くらいは慣例で買い物好きのその人が買ってきてお金を徴収という形で続けられてたんだって。
ワタシ:www・・・なんか、不協和音が聞こえてくるぞ。どうやってその慣例が終焉を迎えたのか、教えてくれたまえ。
今までどうもありがとう 私は今年で終わりにするわ
ムカシ:うん、少し先輩にあたる人が、買い物してきてくれる人にお金を渡すときに、『今までどうもありがとう、私は今年でチョコレートを配るのを終わりにするわ。』と言ったらしいの。そしたら、買い物好きの人何も言わずにムスッとして、ドアをバタンと閉めて出て行ったらしい。
ワタシ:あらら、怒っちゃったんだね。せっかくみんなのために買ってきてたのにみたいなのがあったのかな。でもみんな買ってきて欲しいと思ってたかどうかはわからないよね。
ムカシ:そうなんだ、もうやめたら良いのにと思っていた人もいただろうね。社内全体でやめましょうって空気になっているし。その先輩が言うには、『今年で年賀状も終わりにしたんだよね、その勢いでバレンタインも終わりにしようと、行動が浅はかだったかな?』とか言うの。笑うでしょう?
ワタシ:その先輩、義理で続けている事の断捨離と思ったんだね。買い物好きの人は細やかな気配りの自分の仕事ととしてやっていることを、断捨離されたんだ。これは穏やかではないw。
ムカシ:でも、やりたい人だけでやればいいじゃない?私は抜けますって自由でいいと思うな。
ワタシ:そのくらいの自由は欲しいよね。先輩はチョコレートをあげることを非難して抜けたわけでなく、今までありがとうって言って今年でやめますって言ってるんだからね。
もらう側
ムカシ:わが社のチョコレート文化が終わりになったのは、社長がお返しをするのが面倒になったからなんだって。欲しくもないお菓子をたくさんもらって、さらに1か月後大量のお菓子を抜けもれなくお返ししなければならないので、脳のリソースが限界を迎えたらしいよwww。
ワタシ:それは大変だ。
ムカシ:贈り物の授受って気を遣うよね。そこに本当の人間関係があれば簡単なのに、義理が絡んでくるとややこしくなる。
ワタシ:ワタシは物を貰うよりあげる方が気を使うな。若い時お土産あげるから取りに来いっていう先輩がいて、本当に嫌だったことを思いだすわ。自分で持って来られないようならっ買ってくるなと言いたかったよ。
ムカシ:気を使わないで授受できる人間関係でいたいよね。ただ純粋にいいものがあったからあなたにあげたい、そんな気持ちを受け取ってあなたからもらいたい、そういう関係性がいいな。
小学生の友チョコの話に戻ります
ワタシ:冒頭で出てきた小学生の親御さんは、友チョコ反対派なのかな?
ムカシ:ううん、違うと思うよ。なんか寝不足~って嬉しそうだったから。
ワタシ:ああ、夜中まで娘さんとキッチンで楽しかったんだね。良かった。きっと、小学生のみんなには、甘いお菓子に触れられ、いつもは忙しい保護者さんと楽しく台所に立てる行事の一つになっているのかもね。そういった行事の一つとして家族の触れ合いを絡めて楽しめたら、大成功だね。
ムカシ:でも今はバレンタインも問題がたくさん潜んでいて、学校に持ち込み禁止問題・あげる子あげない子問題・手作り嫌悪感問題・食物アレルギー問題とてんこ盛りらしいよw。
ムカシ:ほらやっぱり、小学生でももらう方よりあげる方が気を遣うんでしょ?要は、ムカシちゃんが言ってた気を使わない授受が可能な人間関係を構築する大切さを知る機会としても、勉強になるバレンタインだよね。
まとめ
皆さんはバレンタインデーの楽しい思い出ありますか。それとも、嫌な思い出のほうが多いですか?いずれにしても、大人も子供も女性も男性も、プレゼントってとても気を遣うものです。物の授受は人間関係の構築に使うものではなく、気を使わない物の授受ができる人間関係を目指すという考えが大切とワタシは思います。