もうそろそろ年末ですね。年末といえば忘年会。 最近は忘年会のない会社も増えてきましたが、 ムカシちゃんの会社では結構派手な忘年会をするようです。 何百人単位でホテルを貸切り、おめかしして行くんだって。ムカシちゃんは用事が入っていたので欠席に○ をつけました。どうせ行かないので、 誰が行くのかは興味がなかったのですが・・・
給湯室で誰が行くのかの話
給湯室に行くと、同僚たちが忘年会の話をしています。 ムカシちゃんに気がついて、『ムカシちゃん、行かないの?』『そうなんです、ご用がすでに入っていて・・・』
ふーん・・・
え? ダメだったのかな?これはもしかして暗黙の全員参加行事だったの? どうしよう。
他に行かない人いるかな?
席に戻ったら同期のメンズが話しかけてきた。『ムカシちゃん、忘年会行かないの?俺も行かないよ。だって、仕事じゃないのになんで仕事の人と食事しないといけないの?給料ほしいわ。』
え~~。私、そんな事はさすがに言ってないよ。みんなにこのメンズと同じ部類と思われるのかなあ・・・やっぱり、皆さんと足並みそろえることは大切なのかなあ。気を遣ってなんかしんどくなってきた。
ワタシさん、どう思う?
ムカシ:ねえねえ、ワタシさん、どう思う?忘年会、行った方が良いかなあ?
ワタシ:用事あるから行けないんでしょう?誰が出席するかなんて、はじめからムカシちゃん気にしてなかったんでしょう?じゃあ、そのままで良いんじゃない?確かに、職場の飲み会って、プライベートではないよね。気も遣うし。でも、仕事以外の場所で同僚と会うことも面白いもんですよ。違う表情が見えるし、職場の潤滑油みたいな?
ムカシ:うん、嫌いじゃないよ。でも、誰が行くのかとか、誰と同じ席に座るのかとか、そういう気を遣わなくてはいけないのがしんどいのよね。給湯室でこそこそとかも、嫌だし・・・
ワタシ:ほっておけば良いのよ。自立よ自立。自分が行きたかったら行く、行きたくなかったら行かない。こころや身体のコンディションや、ふところ事情もあるし、自分の自由にしたら良いのよ。でも、出席した人たちに、『楽しかった?良かったね♪今度は私も是非参加したいわ。』みたいな声かけがあれば、余計な誤解をまねかないよ。面倒だとは思うけど、少し気の利いた言葉を付け加えることは、結果として、自分の居場所を作ることになると思うの。
ムカシ:なるほど。大人のアドバイスですな。勉強になりました。つまらないことで、どうしようってならないで良かったんだね。今日もつまらないことなのにモヤモヤしてしまうところだった。こじらす前に、早めにワタシさんに相談できて良かったわ。
ワタシ:はい、いつでもお話聞きますよ。