ここは、もうすぐ定年退職のワタシ(63歳)に、悩み多きお仕事ガールのムカシちゃん(23歳)が、仕事にまつわる悩みを話しに来る場所です。仕事のモヤモヤ、誰にだってあります。そんな、あるあるな話を皆さんと共有し、悩んでいるのは自分だけじゃないと気付いていただければ嬉しいです。過剰に落ち込まず、楽な気持ちで仕事が出来ますように。ザワつくこころが少しでも凪いでいくようなサイトを目指しています。
辞めそうな同僚がとうとう辞める
ムカシ:ワタシさん、前に話してた辞めたいって言ってた同僚がね、とうとう本当に辞めるって、教えてくれたんだよ。
ワタシ:ああそう、やっぱり辞めちゃうんだね。
ムカシ:ちゃんと計画的に、面談で辞めることを伝えて、ボーナスが出た後の7月に退職だって。もう、人事に言って追加募集を頼んできたって。
ワタシ:ああ、それはしっかりしている。決定的に辞めるモードだね。
ムカシ:うん。寂しいよ。皆さんにはいつくらいに告知したら良いのかななんて、笑ってたよ。なんか、軽やかな笑顔だった。
辛い胸の内を打ち明ける
ムカシ:それで、ずっと一緒に働いていく人には言えないような悩みをその人に打ち明けちゃった。
ワタシ:そう、辞めちゃうって人には言えるようなこと、あるよね。人間関係の悩みとか。
ムカシ:うん、そう。別に、私に期待されていないようなことをついつい頑張ってしまって、息も絶え絶え、その場にいるのも辛い、みたいな。何を一人で頑張っているのだろうって自分で嫌になるよ。
ワタシ:ムカシちゃんは期待に応えたい性格だからね。つい頑張ってしまうんだよね。
ムカシ:誰も分かってくれないよ。悲しいw。
辞めるのを誘われる
ムカシ:でも、その同僚、私が辛そうに見えてたって言ってた。
ワタシ:え?ムカシちゃんの無駄な努力を分かってくれてた人が居たんだね。
ムカシ:そう。分かってくれてたんだよ。だから、辞めるよって、私に特別に教えてくれたんだね。その同僚も、辛かったんだね。全然辛そうには見えなくて、最後まで不満を口にしないんだけど、私は、その方が辞めるって分かって、ついつい誰にも言えない人間関係の悩みを口にしてしまった。そして、ムカシちゃんも一緒に辞めようよって誘われてしまった。複雑な気持ちだよ。
辞める人側を疑似体験する
ムカシ:で、誰にも言えなかった辛さを口にしたら、少し楽になったんだよね。まさかの、一緒に辞めようよの一言に救われたの。そうか、辞めるという選択肢もあるんだなって。
ワタシ:うんうん。どうしようも無くなったら仕事なんか辞めたら良いんだよ。昔と違って今は転職市場での求人も多く、若い人はいくらでも再就職先あるんだし。こころの健康には変えられないと思うよ。
ムカシ:そうね。それで、その同僚と辞めた後の生活について一緒に話をしたの。同僚は、ハローワークに行ってみたかったんだよね。それで、次の職場はどこ?って聞かれたら、少しゆっくりしますって答えてみたいんだよなんて言って笑うの。私はどうかなって、想像してみたら・・・ハローワークには別に行きたくないし、次の職場はもう決まっているのでご心配なくって言いたいと思った。
ワタシ:そうか、実際今すぐに会社を辞める想像はつかなかったって事なんだね。
ムカシ:そうみたい。でも、辛そうに見えてるんだよ。
ワタシ:困ったね。
頑張ってみようかと思う
ワタシ:ムリして頑張ることは無いんだよ。自分を守って自分らしい仕事をする、これが一番大切。
ムカシ:この会社で私らしく居られない時間も出てきたように思う。でも、全ての時間が私らしさを失う時間ではない。心の底からの笑顔で喜びを感じる瞬間もある。それが、私にとって大切な仕事の時間なんだと思ったら、辞めてしまうのはまだもったいない気がするの。
ワタシ:そうね~、ムカシちゃんはそう言うだろうと思った。ワタシはムカシちゃんの事はよく分かっているから、本当の辞め時ってこれからやってくるよ。その時は、自分できっぱり決断して辞めるんだよ。でも、新しい職場でもこれまで頑張ってきたことが生かされるから、今の仕事を精一杯頑張りなさい。
まとめ
3月です。会社を去る人がいます。仲が良かった人が居なくなるのはとても悲しいことです。辞める同僚をみて、違う楽しい世界に行くように見えたりして、うらやましくなりますが、本当にあなたも辞め時ですか?イメージの中で退職を疑似体験してみて、よく考えて見ましょう。