他部署とグループディスカッション 権利の主張合戦

組織の問題

他部署とグループディスカッションを企画

ムカシ:今日ね、他部署と一緒に行うグループディスカッション研修の企画運営委員会だったんだ。

ワタシ:ムカシちゃん、活躍してるね。ワクワクするでしょう?

ムカシ:・・・・・・ぜんぜん。

ワタシ:大丈夫?テンション低いね。何があったの?

ムカシ:理不尽だわ~。協同が上手くいくように、企画している研修なのに。今日の話し合いでは、うちの部署が弱小だから、よってたかって押しつけられる結末が容易に予想できたよ!!堂々と、クライアントがそちらの部署を希望したら、ああラッキーとばかりに些末な用事をそちらに回しますってな事言われたんだよ。人間性を疑うよ!本当にそれが協同?些末なことも自分で解決出来ないんだから仕事できない人じゃないの?失礼にも程があるよ。

ワタシ:お怒りはごもっとも。堂々とラッキーとばかりになんて、そんな風に言われるとなめられてると思うよね。私たちには出来ないからお願いします~みたいな見え透いた使われ方するのもしゃくだけど・・・

ムカシ:どうしたらいい?このままグループディスカッション研修してしまったら、もっと被害が広がるよ。

ワタシ:そうだねえ~。作戦立てようか。

仕事のプライドって何

ムカシちゃんが、怒り心頭になったのは、仕事に対するプライドを傷つけられたから。ムカシちゃんは些末な仕事も、一生懸命やってきました。でも、第三者がそっちでやらせておけば良いという態度なら、一生懸命やってきた仕事が汚れてしまうのです。権利の主張合戦や押し付け合いになっては、いけないのです。そうすると、ムカシちゃん自身が小さな仕事を自分で汚してしまうのです。仕事のプライドって何でしょう?世の中は地道だし些末な仕事だらけです。一流のスポーツ選手も毎日地道なトレーニングを積み重ねています。芸術家もコツコツと小さな作業を積み重ねています。でも、その小さな努力の積み重ねは、孤高の仕事で、誰にも汚されないのです。それが、自分の仕事に対するプライドです。普通の人は不満も言わずに些末な仕事を頑張っています。自分の仕事を大切に思っている人が多いと思いますよ。でも、ムカシちゃんの会社のように、他部署に押しつけたり、つまらない権利を主張しあったりが始まると、途端に孤高の仕事が些末な仕事になってしまうのです。自分のためにも他者のためにも、何かを他人に押しつける行為は、自分の仕事の価値を落とすことだと思います。

まとめ

あなたは自分の仕事の難易度や大小で、価値が変わると思いますか?どんなスーパースターも小さい努力の積み重ねで成果を上げることで、自分の仕事にプライドを持っています。プライドを守るということは、些末な仕事もコツコツと積み上げることです。面倒な事を他人に押しつけようとしたとき、あなたの仕事は輝きを失います。どうか、自分の仕事を大切になさって下さい。

 

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