ここは、もうすぐ定年退職のワタシ（６３歳）に、悩み多きお仕事ガールのムカシちゃん（２３歳）が、仕事にまつわる悩みを話しに来る場所です。仕事のモヤモヤ、誰にだってあります。そんな、あるあるな話を皆さんと共有し、悩んでいるのは自分だけじゃないと気付いていただければ嬉しいです。過剰に落ち込まず、楽な気持ちで仕事が出来ますように。ザワつくこころが少しでも凪いでいくようなサイトを目指しています。
誰かのミスで仕事がストップした！！
ムカシ：今日ね、出先で携帯が鳴ってね、一昨日の仕事中のこと聞かれて、異常なかったから、特に変わったことありませんでしたって答えたの。オフィスに帰ったら、なんか、みんなバタバタしちゃって、険悪ムードでびっくりしちゃった。
ワタシ：どうしたの？一昨日何か事件があったの？
ムカシ：そうなの。大規模なシステム障害で仕事が止まってしまっていたんだけど、触ったらいけないところを誰かが触ってしまって･･･みたいな話でさ。
ワタシ：あ～、こわ。それ、誰もが自分でないことを祈るやつね。
ムカシ：そうだよ。あんな険悪なムード、怖すぎるよ。もしも自分だったらって思うと寒気がしたよ。
ワタシ：みんなの反応、十人十色だったでしょう。
ムカシ：そうなの。こういう時に本性出るよｗ
いろんな対処方法があり、反応は十人十色です
犯人探しをする人
もう！誰ですか。こんな事したのは（私じゃないですからね）。を連発する人。誰のミスか特定できないんだから、犯人をさがしても問題は解決しないのにです。問題を解決するのが目的でなく、誰がやったのか追及するのが目的の人ですね。
息をひそめて隠れる人
このタイプの人は、自分がもし当事者だったらどうしようと思って周囲を観察しながら気配を消す人です。攻撃性や陰性感情を表に出さないようにコントロールしていることもあるでしょう。
笑いに変えてストレスを軽減しようとする人
その場の雰囲気が耐えられない人ですね。強い葛藤状態で笑いが出るということは、自己防衛のパターンとして、笑いを用いる手段を持っている人でしょう。
他人を攻め続ける人
自分ではないぞと大きな声で言っているようなものです。攻撃性を隠してその場の葛藤状態に耐えることができない人ですね。
実はみんな同じ
ここまでいろんな反応が見えてきましたが、実はどのパターンの人も言いたいことはみんな同じではないでしょうか。自分でありませんように、葛藤状態がつらいです、早く解決してほしいです…などなど。それだったら、葛藤状態をエスカレートさせる行動はやめて、それぞれが言葉に出してみると楽になります。
『私だったらどうしよう。自分じゃないといいなあ。』
『この雰囲気、つらいねえ』
『早く解決したらいいね』
そして、『もし自分だったらごめんなさいね』
原因究明と個人の尊厳どちらを守るか それが問題だ
とはいっても、職場でのミスが原因で、全員の仕事がストップしてしまった一大事、連帯責任にされるのもモヤモヤします。個人を特定して原因を究明し、再発防止をするのは大切な事のようにも思えます。でも、個人を攻めるような事はあってはいけません。こういった時、行動は十人十色でも、実はみんな思っている事は同じということが分かっていれば、ミスした当事者の心の負担は軽減されるのではないかとワタシは思うのです。自分はこういう葛藤状態の場に居合わせたらどのように行動したいだろう･･･ワタシは、ミスしたのは自分ではないということを周囲の人にわかってもらいたくて、不安になって一生懸命不要な発言をしたことがありました。かっこ悪かったなあ。こういう場面、機嫌悪く他人を攻めるパターンの人っているじゃないですか。不安な時って、自分が攻められていると勘違いしてしまうんですよね。今なら、素直に心の声を口にして、問題解決のためにできることをしたかったなと思います。
まとめ
誰のミスか特定できない事が起きてしまったら、行動は違えど、みんな願うことは同じ。『自分のミスでありませんように』。怒っている人も、犯人を捜している人も不安でそういった反応をしているのだと思うようにしましょう。決してあなたが攻められているのではありません。そして、お互いが『もし自分だったらごめんなさいね』と言えれば、この事件の解決は早まるとワタシは思うのです。
