仕事でお世話になった方の訃報

人間関係

63歳、ベテラン社会人のワタシです。ワタシがまだ新社会人だった頃、仕事のいろはを丁寧に教えて下さった先輩がいました。何も分からずおびえる雛のようなワタシは、親鳥のように先輩のことを頼り、ご迷惑をいっぱいかけた事でしょう。先日仕事から帰ると、ポストにの喪中葉書が届いていました。数年前から患っておられたことは伝え聞いていましたが、毎年同じように年賀状を送っていました。今年は、奥様から喪中の葉書が届きました。なんとも言えず、寂しさと感謝の気持ちが沸き起こりました。

昨日の研修会の後の飲み会でその話をしたら、仲間が受け止めてくれました。

『別にこれでおしまいにしなくても良いんじゃない?奥様に、送っても良いじゃない?』

仲間思いのその人らしいアドバイスでした。そうか、この感謝の気持ちを、奥様にお伝えしよう。ワタシはそう思って、帰ってきたのでした。

皆さんは喪中葉書の届くこの季節、どんな気持ちでお過ごしでしょうか。今の自分を形作った大切な人間関係は、きっと確かなこころの糧となって何年もの年月を経て根付いているものなんでしょう。合理的では無いかも知れません。先方のご迷惑になるのかも知れません。でも、今年は、この喪中葉書にお返事を書くことにいたしました。あなたならどうしますか?あなたならどうしたいですか?

先輩、本当にありがとうございました。安らかにお眠り下さい。

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